「七つの原理」は幸せ・成功するための解説書

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七つの習慣と七つの原理

目次

七つの原理とは

七つの原理とはだれもが実践すると幸せになる「くらしみち」を七つにわけて解説した原理原則です。

全国にある倫理法人会と家庭倫理の会に入会して学ぶことができます。私は愛知県倫理法人会に入会して8年目になります。

「成功する経営者は、自然の哲理を知っている」といわれます。生活を営み、また事業商売を営んでいる時、そこには必ず正しい生き方という、哲理・道理・原則があるはずです。
純粋倫理でいう「道理」「原理」とは何でしょう。それは純粋倫理の基本となる《七つの原理》です。その原理について解説します。

1.全一統体(ぜんいつとうたい)の原理

この世のあらゆる物事は、それぞれ別々の分離した個体ではなく、隠れた次元でひとつひとつに繋がれている、というものです。「人の世のすべては自分の鏡であって、自分の心の生活を変えると、その通りに変わる」ということです。

2.発顕還元(はっけんかんげん)の原理

物事はすべて振り子と同じように、相反する二つの方向の間を動いて進むのです。
「出せば、入る。捨てれば、得る。与えれば、与えられる。むさぼれば、失う」ということです。

一方は「発顕」の方向、もう一方は「還元」の方向。物事は、この二つの方向を交互に運動しています。
お客様のために尽くせば、必ず自社に返ってくるものがあります。

3.全個皆完(ぜんこかいかん)の原理

起きてくる現象(苦難)を嫌わずに受けとめ、「これがよい」と肯定し、自分の誤りや不自然な生き方を改めていく時、おのずと苦難は解決していきます。

4.存在の原理

人を対象と考えた時、あらゆる物事は二つと同じものはなく、他と比べようがありません。自分という人間は「いま・ここ」に生き物として、この肉体をもって紛れもなく存在します。
他の誰かと取り替えることができない、たった一つの存在なのです。

人間は唯一絶対の存在であるからこそ、「明朗に生きる」という実践が生まれます。
自分の心が明朗になると、相手の態度も変わり、商売の結果も変わり、運命が好転していくというものです。

5.対立の原理

存在する物事はすべて対立しています。対立する二つの要素は、互いに相反する傾向をもちながら、一方があってはじめてもう一方がああります。
上下・前後・男女・親子・美醜(びしゅう)などです。

つまり両者が対立(相対)の関係にあるということは、相待・相補の関係にもあることを意味しています。
その対立したものが一つになった時、物事は成り立ち、それ以上に発展していくのです。

倫理法人会で使う「万人幸福の栞」の夫婦対鏡にある「夫婦は合一によって、無上の歓喜の中に、一家の健康と、発展と、もろもろの幸福を生み出す」というところで理解できるでしょう。

6.易不易(えきふえき)の原則

変化興亡の厳しい現状です。この激動の中で、変えなければならないことは変える。しかし、変えてはいけないものは決して変えない、特に、経営の目的(理念)は変えないが、変化には柔軟に応じていくということです。

易(変わること)と不易(変わらないこと)…この相反するこの二つの相が統合され、バランスが保たれて、万物万象のことごとくが不断の進行を続けているのです。

7.物境不離(ぶっきょうふり)の原理

物はみなそれぞれに一定の形を有しています。形が在るということは、物がある空間を占めて、その物と他の物(あるいは空間)との間にはっきりとした境(場・環境)が在るということです。
この「境」は「場」あるいは「環境」と捉えます。「物が物としてあるためには必ず場があり、物がなくて場だけあるということはありません。

社屋(物)は土地(境)がるから存在するのです。
その物と境に対して、「この場所が最も良い所」と感謝することにより、社屋・工場も生きてくるのです。

まとめ

以上、倫理の基本となる原理を簡単に述べました。自社の経営の導入され、純粋倫理の醍醐味をつかんでいただきたいと思います。

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